2015年5月19日火曜日

時制のない[鏡の中のマリオネット]
Saya pergi ke Karaoke Kemarin
はいさ〜い、Cucuwawaは沖縄出身ですが、沖縄は言語文化が好きな人にはネタ資源の宝庫です。
この場所は掘ればジャンジャンネタや物語が出てきます。
先日じーさん家に遊びにいった時に、興味深い話を聞きました。


その昔沖縄には昔「ぐゎん」という通貨単位があったそう。
「1ぐゎん」は2(十進法の)を表すのだそうです。
「2ぐぁん」は4ですね、
3ぐゎん=6
4ぐゎん=8


偶数は「ぐゎん」のみで扱えます。 そして十進法の"3"を言いたい場合は、「1ぐゎんと、1」という言い方をしたというのです。
つまり、5は「2ぐゎんと1」と言い、7には「3ぐゎんと1」と言います。
一通り話を聞き終えた私。ほほう・・・
じ、じっちゃん!
これってバイナリシステムっぽくない?
表記は違うけれど、2の倍数で数え、差額になる下桁の奇数は1で表す。じーさん!これほんと??興奮気味に尋ねる私を怪訝そうに見つめるジーさん。あまりツッコむとジーさんイライラを目に見える形で表してくるタイプなので『用は済んだぜ!今日も新鮮なネタありがとうなジジイ!』と一目散退却した私は、ググールで「沖縄 数え方 二進法」などで躍起になって探すこと小二日、、、一向に有力な情報は出ない。
これは近日中に、じじいこみゅにてぇー界隈を回って聞き取り調査をしなきゃと思うのでした。


さて、前回に引き続き、インドネシア語のおさらいをしたいと思います。インドネシア語は時制がないと言われております。
冒頭の

Saya pergi ke Karaoke Kemarin

は、「私は昨日カラオケへいきました」という意味です。 Saya 私 Pergi 行く ke ~へ Kemarin 昨日 ( S+V+O)
これを

Saya pergi ke Karaoke besok

にすると、Besok が「明日」という意味がありますので、「私は明日カラオケへ行きます」という未来の話になります。英語のようなbe going toや動詞+ed がいらないことにより時制がない、と言われます。
ですが実際は未来の予定を表す助動詞的なAkan (英語のWillみたい)という言い方もあるようです。
Saya Gak Pergi ke Sekolah besok(私は明日学校へ行きません)明日という単語で未来を表しています
Saya Gak Akan Pergi ke Kantor. (私は会社へ行く予定はありません。)明日という単語がなくとも、Akanで未来の話であることが分かります。
Kalau Tidak Cepat Akan ter-lambat (早くしないと、遅刻します。)
訳を書いていて思いましたが、日本語も未来系の助動詞はいらないですね。「明日」という単語があれば、動詞の変形がなくとも通じます。時間の捉え方が、英語とは違うのだと思います。

ちなみに昨日は本当にカラオケいきました。インドネシア人のオハヨ先輩と。
90年代以前のアニソン縛りで、私が川本真琴の「1/2」を歌ったあとに「1/3の純情な感情」を予約してきた先輩は、胸熱のシムインドネシェイドでした!!!!!!カラオケ終了時間も差し迫り、先輩がクライマックスに歌った曲はなんとBOØWYから〜「ONLY YOU」。この、懐メロというには古すぎるレパートリー、国と時代を超え、締めの森高千里「渡良瀬川」を一緒に歌う我々。あたしゃ自分が怖いよ。

次は「鏡の中のマリオネット」の方、宜しくお願いします。


copyright 2015 @miyagi

0 件のコメント:

コメントを投稿

言語認識の不思議に囚われたCucuWawaの日記です。 copyright 2015 @miyagi